よくあるご質問
2017.11.24
一般会計から特別会計にお金を移したい
特別会計を持っている場合、一般会計から特別会計、またその逆に特別会計から一般会計にお金が動くことはよくあることだと思います。
「会計間のお金のやりとり」だからと難しく考える必要はありません。
家計に置き換えて考えてみます。
一般会計 = お母さん(家計簿)
特別会計 = 子ども(お小遣い帳)
同じ家に属していますが、お財布も書き込む帳簿も別ですよね。
お母さんが子どもにお小遣いを1,000円渡すと、こうなります。
・お母さん(一般会計)
子どもに渡した1,000円(=支出)を家計簿に書く
・子ども(特別会計)
お母さんから貰った1,000円(=収入)をお小遣い帳に書く
どうですか?そんなに難しくはないと思います。
では、実際の仕訳例をご覧ください。
例)一般会計から特別会計へ現金を渡した場合
一般会計で入力する仕訳(特別会計への支出)
借方 | 貸方 |
---|---|
繰出し ※1 | 現金 |
※1 「くりだし」と読みます。支出の科目です。
特別会計で入力する仕訳(一般会計からの収入)
借方 | 貸方 |
---|---|
現金 | 繰入れ ※2 |
※2 「くりいれ」と読みます。収入の科目です。
「繰入れ」「繰出し」に該当する科目がない場合は、新たに科目を作る必要があります。
実際の科目では、相手毎に「積立金へ操出し」「お祭り会計へ繰出し」としたり、「特別会計へ支出」としてあったり様々です。
特別会計から一般会計へお金が移動する場合は、この逆をすることになります。